ORIGINAL VIDEO ANIMATION SERIES MOBILE SUIT GUNDAM THE 08th MS TEAM

キャラクターデータ連邦軍ジオン軍その他

ノイローゼで隊を離れた前任者に代わり、08小隊に赴任してきた新米隊長。故郷サイド2でジオン軍の毒ガス攻撃から人々を守れなかった苦い経験から、仲間の命を何より大切にする、志の高い指揮官である。当初はその実直さも、過酷な戦場を生きる隊員たちとの温度差を招くばかりだったが、ゲリラをも味方につける度量を示すに及んで、名実共に隊長と認められた。その一方、シロー自身は着任直前に出会ったジオン軍士官、アイナ・サハリンに恋心を募らせ、やがて戦いの中で再会。想いを確かめ合ったのを契機に、わかり合えるはずの者同士が殺し合う戦争そのものに疑問を抱くようになる。戦う意味とアイナへの愛に答えを見出すべく、シロー個人の戦争が始まろうとしていた。

08小隊でMSパイロットを務める先任下士官。重力下戦闘では着任直後のシローを上回るMS操縦技術を誇り、どんな窮地にあっても冷静な判断力を失わない、コジマ大隊随一の女傑である。服務態度も軍人の鏡そのものだが、反面その豊富な経験ゆえか、過酷な戦場に似つかわしくないシローの理想主義を陰で「甘ちゃん」と揶揄。服従こそすれ敬意は払っていなかったが、その実直な人柄とめきめき上達する腕前から、徐々に指揮官として信頼を寄せるようになる。因みにMSパイロットになる以前は医大生で、軍医だった夫と死に別れた未亡人。仲間に対して時折見せる気遣いからも、勇猛で沈着な戦いぶりに反し、心根の優しい女性であることが伺える。

08小隊のホバートラック操縦手兼ソナー手。音紋ソナーで敵を捉える鋭い聴覚と、それに基づく的確な戦況判断で、隊を支える重要な戦力だ。ただし、性格的にはアナーキーなお調子者で、服務態度も不真面目千番。シローの前任者をノイローゼに追い込んだのもこの男である。もちろん新任のシローに好意的なはずはなく、理想化肌な物言いにも辛辣な態度を取るが、やがて口先だけではないその行動力を認め、連帯感を育んで行く。志願以前はなんとミュージシャンで、着任中に自作曲のメジャーデビューが決まった際には、自らラジオにリクエストして宣伝に励んでいた。反面、極度の閉所恐怖症とカレンに寄せる想いだけは、ひた隠しにしているようだ。

シロー、ミケルと共に08小隊に配属されたMSパイロット。連邦軍には貴重なエースで、すでに先行量産型ジムで6機の撃墜スコアを記録している。ただし、その経歴すべてにおいて、彼を除く所属部隊は三度目の出撃で全滅。おかげでコジマ大隊の者たちからは「死神サンダース」と呼ばれており、彼自身も不吉なジンクスを大変恐れていた。この事実からも分かるように、強面の巨漢という外見とは裏腹に、性格的には理知的で信義に篤い常識人。08小隊着任直前の宇宙における戦闘でも、自らの窮地に単身ボールで駆けつけたシローを気遣い、乗機の修理もそこそこに再出撃を主張した。以来、新米のシローに全幅の信頼を寄せる、数少ない理解者となる。

08小隊のホバートラック操縦手兼機銃手。シローと同じ新米兵士だが、意気盛んと言うには程遠く、口を開けば出てくるのは愚痴か悲観論ばかり。おかげで周りの者からは鼻であしらわれがちなのだが、本人はあくまで「物事を冷静に見ている」つもりらしい。とにかく「生きて故郷に残してきた恋人のもとに帰る」ことだけを考え、暇さえあればせっせと手紙を書きしたためていたのだが、そんな彼の想いも空しく、やがて遠距離恋愛は怪しげな雲行きに……。その不安も手伝ってシローと衝突することもしばしばあったが、一方でどんな苦境にあっても希望を失わず、信念に基いて行動する彼に少しずつ感化され、その内面で何かが変わり始めるのだった。

コジマ大隊に所属する、第07MS小隊のメンバー。紅一点のサリー伍長が索敵担当、素肌にジャケットという出で立ちがトレードマークのマイクと、小隊指揮官のロブ少尉がMSパイロットを務める。ただし通常4名で構成されるMS小隊でありながら、1名はずっと欠員のようで、同戦線における最終局面では、サリーもMSに搭乗させられていた。人格的には、ライバル意識からか第08MS小隊を目の敵にしており、ことあるごとに絡んでくる困った連中。ことに「死神」のジンクスを持つサンダースや、「甘ちゃん」のシローは格好の餌食となっており、嫌味を言われるぐらいは日常茶飯事。時には殴り合いの喧嘩沙汰に発展したこともある。

コジマ大隊の生命線である、補給中隊の隊長。無類の博打好きなうえ任務中も常に酔っ払っている、絵に描いたような不良隊員だが、軍隊の裏も表も知り尽くした食えない人物なのも確かで、食料から武器弾薬、果ては大隊長のサイン入り命令書まで、およそ手に入れられない物はない。また、テンガロンハットを片時も手放さず、妙齢のご婦人には愛と敬意を捧げて止まない、粋な紳士という意外な一面も併せ持っている。08小隊員の行動を面白がっている節があり、なんだかんだ言いながら面倒を見ることもしばしば。

シローら第08小隊をはじめ、8小隊24機のMSを有する極東方面軍機械化混成大隊の総指揮官。部隊の通称である「コジマ大隊」も、この人物の名に由来する。つまりは隊で一番偉い人なのだが、階級に反して見た目の印象は典型的な昼行灯。エアコン嫌いにもかかわらず灼熱の東南アジアに配属されたせいか、調子の悪い扇風機にぶつくさ文句を言うばかりで、配属当初のシローを大いに困惑させた。だがそんな仮面の下には、部下を想い義を貫く太い気骨と、ここ一番で有無を言わさぬ威厳を秘めており、ひとたび喧嘩の仲裁に入れば、気の荒い部隊員もすごすごと尻尾を巻くほど。やがてシローたちも、その高潔な人柄に多大な尊敬を抱くようになる。

シローらのコジマ大隊が所属する、極東方面軍の連隊長。レビル将軍をライバル視しており、軍上層部でもかなりの権勢を誇ると思われる。また事実、MSを大量導入した機械化部隊を創設するなど、先見の明に優れた軍略家ではあった。だがその人間性は、不実にして酷薄非情。アイナとの邂逅から戻ったシローの査問会では、うわべこそ理解のある態度を見せつつ裏では小隊員に監視を命じ、アプサラス開発基地攻略戦でもトラップの存在を見抜いたうえで、坑道爆破にMSを投入。核融合炉の誘爆を意図的に引き起こそうと狙っていた。勝つためには部下の命すら顧みない彼の態度は、ギニアスの狂気と重奏を成し、やがて大きな悲劇を招く。

© 創通・サンライズ
お問い合わせはこちら
注意:内容および画像の転載はお断りいたします。